整形外科・外科の疾患について

整形外科・外科診療について
整形外科・外科の疾患について

🔳 幅広い整形外科・外科の領域

頭(脳、眼など)、胸(肺や心臓などの内臓、血管、神経等々)、腹(肝臓や腸などの内臓。血管、神経等々)以外の疾患は、ほとんどが整形外科・外科の領域です。代表的なものを以下に記載します。

◆切り傷、擦り傷、刺した傷など傷全般

傷の治療は外科や整形外科で行うことが多く、深い傷などでは皮膚の下の神経や筋肉、腱などが切れてしまっていることもあり、専門的な状態確認や治療を行わないと後遺症が残ることがあり注意が必要です。また、小さな傷でも細菌などによる感染症が起こることもあり、それを放置すると症状の悪化や長期治療が必要になることもありますので、必ず病院での受診をしてください。

◆打撲、捻挫など

打撲や捻挫は湿布を使って自然と治ったというケースが多いと思います。軽傷であれば「自然治癒」という選択で問題ありませんが、中には後々にも痛みが残り、日常生活にも支障が出てしまうケースも。痛みが取れず、受診したら骨折だったという例もあります。痛みが続く場合などは、自己判断せず、早目にレントゲンなどでの確認をしましょう。

◆骨折、脱臼など

言うまでもなく、骨折・脱臼は整形外科・外科の専門分野です。ギプス固定などの治療で済むのか、手術治療が必要であるかどうかなど、初期の診断が非常に大切です。適切に診立てて、そして最適な治療計画を立て、実施することが「患者様の日常生活の質」を落とさないようにする上で、極めて重要になります。

 ◆関節痛

人体には多種多様な関節があり、それらは骨・軟骨・靭帯・筋など多くの構成要素によって成り立っています。日常的に酷使される部分であり、外的圧力にも弱い部分もあって、特に加齢に伴い関節痛は起こりやすいもの。いわゆる四十肩・五十肩と言われる肩関節の強い痛み、軟骨の傷や骨の変形などによる膝関節周辺の痛みや腫れなどが、代表的な疾患です。現代では治療法もかなり進化しています。痛みが出たら我慢せず、早めの受診と治療をおすすめします。

◆首の痛み、肩こり、頭痛、腕・手のしびれなど

頚椎や脊髄などの不具合が痛みの原因となる神経症状は長期間ガマンすると回復が不十分になったり、重篤な神経症状へと進行してしまったりする可能性もあるため、早目の受診と適切な治療の開始が不可欠です。症状の軽いうちは内服薬やリハビリが治療の中心になります。極端に悪化して手術治療が必要になる前に、ぜひ、当院にご相談ください。

◆腰痛、大腿部痛、脚・足のしびれなど 

腰椎の間にある椎間板が変化してしまい、その結果、脊髄の圧迫などが起こり、椎間板ヘルニアになり、それが腰痛や脚の痺れなどの症状を引き起こします。レントゲンでの確認やMRI検査などで原因の特定が可能です。痛みから解放されて完治すれば、その後の人生の質が大きく変わります。だからこそ、ぜひ首の場合と同様に早めの受診と治療への第一歩を。

◆関節リウマチ

「朝起きた時に手や指の動きが鈍くこわばり感がある」「両膝、両手首などに痛みがある」などの症状が代表的です。体内で免疫反応の不具合が生じるために起こる疾患で、レントゲン検査や血液検査などで診断できます。近年では新規治療薬の開発も進んでおり、病状をいい状態で維持できるようになってきています。気になる症状がある場合は、病状が進行する前に検査することが重要です。

◆骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

当院では手のレントゲンを一枚撮影し解析することで、骨密度を測定することができます。また、血液検査でもさらに詳しく骨の状態を確認することができます。お一人お一人に合った骨密度低下の予防法や治療法を提供し、骨粗鬆症を防ぎ、いつまでも元気に生きる「健康年齢」を高めるお手伝いをさせていただいております。

◆痛風 

血液中の尿酸値が高い状態が続いたり、急に変化したりした場合に痛風発作が現れます。食生活やアルコールなどが原因となる場合もありますが、尿酸を体内で処理する能力が不十分であるために発症することもあります。尿酸値が高い状態が続くと痛風発作だけではなく、腎臓の機能が低下することもあり、重症の場合は人工透析などの治療が必要になる場合もありますから、早めの予防、治療が何より大切です。

◆スポーツ整形外科関連

学校の部活動や企業のクラブなどの選手、指導者の方々と一緒にベストパフォーマンスを発揮するために医療という側面から協力するのが「スポーツ整形外科」の役割です。投球動作による肩や肘の痛み、キック動作やジャンプによる膝の痛み、ランニングによるすねやアキレス腱の痛み、肉離れ、捻挫、靭帯損傷、骨折等々・・・障害や外傷が発生したら一日も早く復帰できるようにお手伝いする「スポーツ整形外科」対応も当院では行なっています。

🔳 様々な症状に対する疾患の一覧です。

痛みの原因は様々です。様々な疾患の可能性があります。ご自身の症状と照らし合わせ、受診の判断をしてください。

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